2012年7月12日 08:04
日本全国鉄道名所探訪 (2) JR高松駅 - 「うどん県」「さぬき高松うどん駅」ですする「連絡船うどん」
駅構内も、連絡船を介して本州から四国へ向かう貨物列車や、四国の各都市を結ぶ優等列車が多数行き来していたとのこと。
「連絡船の甲板で、瀬戸内海を見ながら食べるうどんは最高にうまかったな」、昔の職場で、宇高連絡船の現役時代を知る大先輩が話したのを覚えています。
「いまも高松駅に『連絡船うどん』っていう店があるはずだから、四国を旅行するなら行ってみな」。
現在の駅舎は2001年5月に開業したもので、重厚さは薄れたものの、現代的で明るくおしゃれな建物に生まれ変わりました。
ホームから改札口、駅前広場まで段差がなく、バリアフリーも意識した設計となっています。
そんな駅舎のすぐ近くに、「連絡船うどん」の店舗がありました。
ホームだけでなく、駅の外からも注文できる構造になっていました。
この日はちょっとだけ奮発して「じゃこ天うどん」(470円)を注文。
宇高連絡船で売られていたうどんを受け継いだ味とのことで、「あの大先輩が食べたのも、こんな味だったんだろうか……」と考えつつ、麺をすすりました。
味の評価は食べる人によって分かれるところですが、駅の立食いうどんとしては抜群にうまいし、宇高連絡船の現役時代に思いをはせることで、さらに特別な味になるように感じられました。