三木谷氏が英語でスピーチ!楽天、ついに社内公用語の英語化が正式スタート
これを避け、ともに成長するためにも、社内共用語を英語にする必要があったという。
また、携帯電話を例に挙げ、優秀な技術を持っていても、それをグローバルスタンダードに設定できなかったのは、英語力が問題ではないかと指摘。
英語力がないから製造業が苦しみ、ガラパゴス化が進んでいるとも語った。
もちろん、従業員たちに英語を勉強させ、コミュニケーションを習得させるには、さまざまなハードルがあることは予想できる。
しかし、三木谷氏は自身の体験に後押しされて社内公用語の英語化に踏み切ったそうだ。
「外国人従業員たちは、採用時には日本語が話せない。
しかし彼らは速やかに日本語を学び、3~6カ月も経つと、流ちょうな日本語を話せるようになる。
それなら日本人も同じことができるのではないか。
十分な時間をかけて、習熟すればできるだろう」しかし、社内公用語の英語化を決定後、従業員たちが英語を勉強する時間がないという悩みを抱え、それがストレスになっていることに気づいたという。そこで、無料の英語クラスを提供し、勉強する時間を与えたそうだ。
このような取り組みもあり、2010年10月にはTOEICの平均スコアは526.2点だったが、2012年5月には687.3点に。