2012年8月13日 10:08
銀行トリビア (12) 円高が続いて注目の「外貨預金」、利用する上での”3つのポイント”とは?
今、米ドルやユーロに対して円高の状態が続いているので、将来的に円安になると予測すれば、外貨預金をするにはいいタイミングといえます。
ただし、この先さらに円高になる可能性もあることには注意が必要です。
3つめは為替手数料。
外貨預金は、円を外貨に交換して預け入れるときと、解約して外貨を円に戻すときに手数料がかかります。
米ドルの場合、1ドル当たり1円、とする銀行が多くなっています。
例えば、1ドル80円のときに10万円分ドル預金に預け入れたとすると、手数料は1250円(10万円÷80円=1250ドル)。
預け入れた金額に対して1.25%です。
手数料は解約のときにもかかるので、為替レートが同じならやはり1.25%で、トータルで2.5%。
現在の米ドル預金の金利は0.01%ですから、手数料のほうが金利を大きく上回ることがわかります。「外貨預金をしたことがあるけど、手数料なんてとられた覚えはない」という人がいるかもしれません。
為替手数料は、円と外貨を交換するときの為替レートに上乗せされているので気づきにくいのです。
銀行は毎朝10時に、通貨ごとのその日の為替レートを決めます。