くらし情報『歯の長寿化進む一方で減らない歯周病。歯科・口腔外科教授が予防策を説く』

2012年8月9日 22:08

歯の長寿化進む一方で減らない歯周病。歯科・口腔外科教授が予防策を説く

歯の長寿化進む一方で減らない歯周病。歯科・口腔外科教授が予防策を説く
ジョンソン・エンド・ジョンソン コンシューマー カンパニーは、6月に厚生労働省が6年ぶりに発表した「平成23年歯科疾患実態調査」の結果について、慶應義塾大学 医学部歯科・口腔外科教室 教授 中川種昭先生が解説した内容を公表した。

「歯科疾患実態調査」は厚生労働省が6年ごとに行っている日本人の歯科疾患に関する調査。

2012年に結果の概要発表が行われた平成23年歯科疾患実態調査は、1歳以上の男女4,253名(男1,812名、女2,441名)を対象に2011年11月に実施された。

この調査により、8020達成者(80歳で20本以上の歯を有する者の割合)が初の30%(推計値38.3%)超え、80歳での1人平均残存歯数も13.9本と前回調査より増加していることが判明。

40歳以上の全ての年齢層で前回調査(平成17年)から増えており、特に75~79歳では20ポイント以上と優位な上昇が見られた。

一方、中~高齢者の間で歯周病などの口腔(こうくう)トラブルを抱えている割合が上昇。

また、ブラッシングによる日常ケアが定着し、毎日の歯みがき回数は依然増加傾向であることが分かった。

この結果に対し中川先生は、前回の調査から比べると大変改善された数値となったが、安定した噛み合わせが可能な“上歯10本、下歯10本”を基準とすると、今回の80歳での平均残存歯数13.9本が20本により近づいていくことが望ましいとコメントした。

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