くらし情報『歯の長寿化進む一方で減らない歯周病。歯科・口腔外科教授が予防策を説く』

2012年8月9日 22:08

歯の長寿化進む一方で減らない歯周病。歯科・口腔外科教授が予防策を説く

実際、歯みがき習慣の改善など口腔(こうくう)ケア意識の高まりや近代的な歯科医療により、今後も日本人の歯の残存数は増え、そう遠くない未来に8020の目標値は達成されると見ている。

しかし、歯の残存数が増えるのに伴い、ますます歯周病が増え、毎日のケアが重要となることを指摘している。

また同調査により、中等度の歯周病といわれる歯周ポケット4mm以上の人は、高齢者層(65~69歳、75歳以上)および若年層(20~24歳)の間で前回調査より増加していることが分かった。

特に80~84歳の人は、前回調査より9.3ポイント増と大幅に上昇。

この結果に対し、「日本人の残っている歯が増えているということは、当然のことながら歯周病のリスクも高まります。

特に高齢者は唾液の分泌量減少や口内細菌に対する免疫力の低下、さらに、ブラッシングが以前より上手に行えなくなるなど、様々な歯周病罹患(りかん)のリスクにさらされています。高齢化の進む日本では、今後しばらくは歯周病は増加傾向を示すと考えられます」とコメント。

また、若年層で歯周病が増えたことに対しては、自立して親の関与から離れたことで、歯みがきなどのセルフケアがずさんになっていることを要因のひとつとして挙げている。

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