幻想的な砂の景色と地元ならではのグルメを堪能! 鳥取砂丘攻略ガイド
ほんのりこげ目がついていて、黄身がイモや栗のような食感という不思議な感触を、ぜひ、確かめてみてほしい。
また最近では、250℃に熱した砂丘の砂を使って焙煎(ばいせん)したコーヒーの販売もはじめた。
この試みはもちろん、全国初のもの。
芳醇(ほうじゅん)な香りとまろやかな味わいの「砂焙煎コーヒー」の不思議な味わいは、観光客もトリコにしている。
さらにこの4月には、砂丘の魅力を存分に伝える新たな施設「砂の美術館」が入り口近くにオープンした。
この博物館は2006年からほぼ1年ごとに、砂丘を舞台に展示していた砂の彫刻「砂像」を、天候に左右されずに見物できるようにという目的で造られた。
砂像を展示する美術館としては世界初となる、風紋の意匠を取り入れた建物を整備してリニューアルオープンしたもの。
美術館では1年周期でテーマを変えた展示が行われるという。
今年度は第5期に当たり、ロンドンオリンピックが開催されたイギリスがテーマ。
イギリスの有名な建物や偉人の「砂像」をいつでも観ることができる(一般600円、小中高校生300円)。
砂像は砂と水だけで作られているため、いつかは崩れてしまうことが運命づけられている。