最強スプーン「コブラ」も製造! 洋食器のメッカ・新潟県燕市の魅力
ちなみに、コブラというネーミングは、ネック部分の安定感としなやかなラインに由来している。
「コブラの太い首の美しいウエーブを表現するために、熱間鍛造という技法を用いて、厚みのあるスプーンに仕上げました」とのこと。
ところでこの燕市は、スプーンのみならず洋食器の製造が盛んなことで知られており、山崎金属工業以外にも多数のカトラリー製造会社が点在している。
燕インターを降りてすぐのところに、洋食器キタローというお店がある。
この店ではスプーン制作体験、工場見学も受け付けている。
普段使っているスプーンがどのように作られているかなど考えたこともなかった人にとっては、非常に新鮮な体験ができるスポットといえるだろう。
スプーンを作る工程は、おおまかに2段階に分けることができる。
スプーンの形を作る工程と、その後で磨いてキレイにする工程だ。
まず、鋼板をおよそ幅2センチ、長さ20センチの板に打ち抜き、その後、プレス加工によってその板の先端を平たく引き伸ばす。柄の部分に模様をつけ(洋食器キタローで見学した際は、この模様はドラえもんだった。
かわいい…)、先端を丸く打ち抜いてから「つぼ」