最強スプーン「コブラ」も製造! 洋食器のメッカ・新潟県燕市の魅力
と呼ばれるくぼみをつけると、普段、私たちが目にするスプーンの形になる。
スプーンも始めはただの板だったのだ。
しかしこのままではただのスプーンの形をした鋼にすぎない。
ピカピカに美しくするためには研磨工程が必要だ。
プレス加工しただけの光沢のない表面を研磨材で研磨することによって、表面に光沢が生じる。
ここ燕市では、スプーンの研磨はもちろんのこと、なんと世界中で流通しているiPodの裏面の研磨も請け負っているという。
この街の技術は世界に誇れるものなのだ。
「プレス」と「磨き」―燕市にある全ての技術を結集して作られたものこそ、スプーンなのだ。
思わずスプーンが欲しくなってしまったという方は、洋食器キタローで販売されているものからお気に入りの一本を見つけよう!スプーンのみならず洋食器も販売されているので、スプーンと似合いそうな皿をセットで購入してお土産にするのもいいだろう。
ついでに、新潟カツ丼「タレカツ」などのメニューをそろえたレストランも併設されているので、昼食休憩に訪れるのもおすすめだ。
ところで、燕市においてスプーン産業というものはどのくらい根付いているのだろうか?燕の洋食器製造工場で働くSさんに話を聞いてみると、燕市での金物製品の歴史は古く、350年ほど前から、農業の副業としてスプーン作りを行う人がいたそうだ。