エアライン最前線 (4) デルタ航空が空港に巨額投資をする理由(前編)
この空港を俯瞰でみると長方形のターミナル(コンコース)が規則正しく並び、その地下をシャトルトレインが直角に貫く形で運行されている。
そのためコンコース名のアルファベットさえ間違えなければ降りる駅を迷うことはまずなく、端から端のターミナルまでの移動も数分ですむ。
その分かりやすさから、たとえ違うターミナルで降りても気にする必要もないほどだ。
もともと利便性の高いこの空港をさらにレベルアップさせ、サービスを拡充させたのが、今回の新国際線ターミナルFの供用開始だ。
新ターミナルは、上層が出発階、下層が到着階。
上層にあるチェックインフロアは外光がふんだんに入り込むデザインとなっている。
非営利団体の米国グリーンビルディング協会が開発・運用している、環境に配慮した建物に与えられる認証システムに適用。
環境保護の面からも評価される空港である。
明るい気分で搭乗手続きができるフロアには、自動チェックイン機が並ぶ。
「デルタ航空は早くからウェブチェックインやソーシャルメディアでのサービスを展開。機内でのWi-Fiサービスなどを行い、2013年初旬には国際線でのWi-Fiサービスも始める」