くらし情報『横浜土産の定番「崎陽軒のシウマイ」が定番に上り詰めたヒストリー』

2012年9月4日 22:38

横浜土産の定番「崎陽軒のシウマイ」が定番に上り詰めたヒストリー

しかも、それを折り詰めにして持ち帰る客も多いことに着目し、「これは名物になる」と確信したのだとか。

しかし、シウマイの難点は、冷めると味が落ちてしまうこと。

そこで野並氏は手始めに、冷めてもおいしいシウマイ作りに着手した。

その相方となったのが、南京街の天津職人・呉遇孫(ごぐうそん)氏。

彼をリーダーに招き、社員が一丸となって研究を重ねた結果、昭和3年(1928)、ついに崎陽軒のシウマイが誕生した。

豚肉と干帆立貝柱を混ぜたこのシウマイは、冷めてもおいしいばかりか、揺れる車内でも食べやすいようにひとくちサイズに仕上げられ、横浜の名物として一気に知名度を上げていった。

崎陽軒のシウマイは、昭和3年の誕生以来、レシピを一度も変えたことがなく、「昔ながらの味」を守り続けている。

また、保存料や化学調味料は一切使用していないため、安全で安心して食べることができるのも大きな特徴だ。


干帆立貝柱を一晩水で戻すことによって出たスープをベースに、塩、こしょうで整えたシンプルな味。シンプルなだけに、横浜を訪れる度に、そしてCMを見る度に食べたくなるのかもしれない。

ところで、「冷めてもおいしい」

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