良い不動産屋に出会うためにはいったいどこをどうやって探せばいいのでしょうか。
「快適で安全な一人暮らし」をテーマに活躍する不動産アドバイザーで宅地建物取引主任者である穂積啓子氏にお話を伺いました。
。
■広告物件は必ずあることが第一
――不動産屋にはどのようなタイプがあるのでしょうか。
穂積さん大きく分けて、『ターミナルタイプ』と『地域密着タイプ』があります。
ターミナルタイプは、大手建設会社の関連企業やフランチャイズ企業が、人口が集中する都市部の駅近くや、大通り沿いに店舗を展開するパターンです。
大々的に広告を打ち、業者専用のネット網を駆使して多数の物件情報を提供しています。
地域密着タイプは、何十年と同じ場所で営業を続け、その地域の情報に特化して強く、地元のビルやマンションを管理しているパターンです。
家主との関係が深いと考えられます。
店舗は、住宅街や大通りから1本奥まった道沿いにあることが多いでしょう。
不動産屋を巡るには、まずはターミナルタイプに出向き、家賃の相場や街、空き物件の様子など大まかな情報を得てから、自分の足で希望エリアを歩き、地域密着タイプの不動産屋を訪れると優良物件や細かな状況が見えて来るでしょう。