愛知・名古屋で大人気「つけてみそかけてみそ」はヒット商品となりえるか?
「おい!自分流って、お前それ、かけてるだけだろう!」と笑顔の香里奈にツッコミを入れたくなったナゴヤ男は僕だけじゃなかったと思う。
しかし、よーく考えてみたら、この香里奈の紹介そのものが、この商品の真骨頂だったのかもしれない。
キャッチコピーは「つけたり、かけたり、あえたり、アイデアいっぱいの万能みそだれ」。
チューブから出すだけで使えるこの便利アイテムは、発売と同時に、瞬く間に名古屋の一般家庭に普及した。
つまり手軽なみそダレが発売されることで、名古屋メシは一気に家庭の味(ウチメシ)に変化したのだ。
これを革命と呼ばずして何と言おうか!パッケージには、名古屋メシの定番料理に加えて、洋食全般、ハンバーグやコロッケ、中華料理にまで使えると書いている。
つまり、「あなたのアイデア次第」で自由なメニュー展開が実現するのだ。
以前、人気フランス料理店のシェフに取材をした時、彼は「日本のソース文化は独特だよ」と語っていた。
西洋でソースといえば、フレンチをはじめとして合う料理が限定される。
しかし日本のソースというのは西洋のそれとは大きく違う。
ほとんど「万能調味料」に近い位置づけなのだという。