2012年10月6日 11:05
福岡県内の炭酸泉の町で見つけた、スカッとさわやかコガ・コーラ!!
懐かしい」と思わず手に取った。
ところが、瓶の大きさが違う。
で、ラベルをよく見ると、コガ・コーラ!えっ、コガ・コーラ?「長田鉱泉ふれあい館」の原田亜希子さんに話をうかがった。
すると、今からおよそ50年前に、古賀飲料工業所が一時期作っていたコーラ飲料だとのこと。
同社は福岡県瀬高郡高田町(現・みやま市高田町)で、ラムネや子供向け飲料などを製造していた。
古賀産のコーラだからコガ・コーラ。
当時、その直球なネーミングが話題になったかどうかは分からないが、地元住民の喉を潤す飲料として地元の小売店などで販売されていたという。
ところが1991年に古賀飲料は廃業。
コガ・コーラも住民の心の奥に懐かしい思い出としてしまい込まれていた。
では、なくなったはずのコーラがなぜここに?実は、九州新幹線の全線開業に伴い、船小屋温泉駅ができる運びとなり、町おこしのひとつとしてコガ・コーラを復活させることになったという。復活に当たっては、みやま市の商工会や地元商店主ら当時のコガ・コーラを知っている45~50歳以上のメンバーが集結。
おぼろげな記憶や当時の写真などを頼りに、味や口あたりの再現に尽力した。