2012年10月11日 11:41
見逃せない沖縄の最新アートワールドを、地元の写真家・新垣誠が紹介!
ちゃんの家のような……といったら彼女に失礼かな?沖縄の未来に向けてアートを育てるミッチのアートスペース沖縄アート界の反逆児、ダリル・ミッチェル。
人は親しみを込めて彼のことを「ミッチ」と呼ぶ。
18歳でアメリカ陸軍に入隊。
駐屯先の沖縄に恋をした彼は、退役後沖縄へ移住。
そのミッチが運営するのが「Artspace+Cafe COTONOHA(コトノハ)」だ。
2008年のオープン以来、沖縄のアート・コミュニティーに新たな風を吹き込ませ続けている。
「未来に可能性はある。
でも沖縄では、まだアートを育てる環境が十分じゃないんだ」。
そう話すミッチは今、沖縄の若いアーティストをサポートするため、展示会をはじめとする様々な企画を展開している。
“Pecha-Kucha Night(ペチャクチャ・ナイト)”もそんな企画のひとつだ。
2003年に六本木で始まったこのイベントは現在、世界400余りの都市で行われている。クリエイターやパトロンをつなぎ、アートビジネスの活性化を図るこのイベントを、ミッチは宜野湾(ぎのわん)市という沖縄の片田舎でやっているのだ。
沖縄本島の南、南城(なんじょう)