中島みゆき・スピッツなど興行手がけたフリップサイド、破産手続き開始決定
2004年3月期には年収入高約45億2000万円を計上していたが、この間にはネット音楽配信などの技術革新と市場環境の激変があり、フリップサイドの集客力は大きく低下。
自社企画コンサートの不振が続くなか、業績は下降線をたどり、2009年3月期の年収入高は約37億円にまで落ち込んでいたという。
このため、「返済のリスケジュールなどでしのいでいたものの、2011年3月の東日本大震災後は公演の延期、中止等が相次ぎ、業況が一段と悪化」(帝国データバンク)。
今年8月に決済難に陥り事業を停止、今回の措置となった。
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