長野県民は全員、県歌"信濃の国"を歌えるってホント!?
ちなみに「信濃の国」は、「信濃唱歌六編」のうちの1つとのこと。
当時の長野師範学校の行事で歌われるようになり、教師として県の各地へ赴任した師範学校の生徒たちが、唱歌の教材として児童に教えるようになったそうだ。
前述のとおり、「信濃の国」には長野の名所が随所に登場するという。
となると、ぜひ歌詞にも触れてみたい。
「信濃の国」の構成は七五調を基本としていて、長野県の地理・歴史のほか、産業、名勝旧跡、人物など、幅広い分野が描かれている。
具体的には、1番の歌詞は総論、2番では、御嶽(おんたけ)山、乗鞍岳(のりくらだけ)、駒ヶ岳(こまがたけ)、浅間山などの山々。
そして、犀川(さいがわ)や千曲川(ちくまがわ)など、長野の地理が歌われている。
3番では信濃の特産物が、4番では、「寝覚めの床(ねざめのとこ)」や、「筑摩(つかま)の湯」、姨捨山(おばすてやま)などの名所が紹介されていた。
現在「信濃の国」は学校での授業のほか、カラオケや県人会の集まりでも歌われているという。
また、CDも販売されており、ほぼ毎月、県内外から問い合わせがあるそうだ。
中には英語バージョンや、ユーロビートバージョンなどもあるというから驚きだ。