北海道・サッポロラーメンの原点に出合える店はココ!
寒冷地の屋台が生んだ、身も心も温まるようなやさしいラーメンなのだ。
その味を、時を経た今でも変わることなく楽しめるのがこの店。
昔ながらのなじみの味を求めてやってくる高齢者の常連客も多い。
また、転勤で道外に移住したにもかかわらず、年に一度は来店する人もいるという。
小さな店舗は昔ながらの風情を残しつつ、モダンな内装に仕上げられている。
女性ひとりでも入りやすい雰囲気が魅力的だ。
2012年10月中には、同じ西区に2号店もできる。
次に紹介するのは「ラーメン専門店胡桃(くるみ)」。
札幌市豊平区にあるカウンターだけの小さな店だ。
オープンして18年目。
住宅街の中の少々分かりにくい場所にあるのだが、連日常連客でにぎわっている。
ラーメン店には、看板メニューを掲げる店が多いが、この店は、みそ、塩、しょうゆのいずれも人気だという。
それぞれの味にファンがいるのではない。常連客でさえ、のれんをくぐる度にどの味にするか迷ってしまうのだ。
かなり保守系のみそ派の私も、この店のベストな一杯は決めがたいが、今回は「塩ラーメン」を紹介したい。
この店の味は総じてあっさり系なのだが、塩ラーメンはひと口目からパキッとしたインパクトが十分にある。