福岡県柳川で思わず声を上げてしまう、珍味イソギンチャクを食べてみた!
「いつも食べていた料理が食卓から消えてしまうのって寂しいですよね」。
その思いが金子さんを突き動かし、網元としてスタートした「夜明茶屋」が食事処を併設するに至ったのだ。
こうして一風変わった素材が食べられると話題になり、地元の人から観光客まで多くの人で賑(にぎ)わう夜明茶屋。
金子さんは、ムツゴロウやワラスボ、ワケノシンノス(=有明海沿岸で食用とされるイシワケイソギンチャクの地方名)の料理を見た時のお客さんの反応が面白いという。
みんなそろって「オーッ」という声を上げるらしいのだ。
「地元の人は、オー、懐かしいのオーッ!!観光客は、こりゃスゴイのオーッ!!ですね」と金子さん。
なるほど、なるほど。
では、こちらも「オーッ!!」というかどうか分からないけれど、試食させていただくことにした。
まず運ばれてきたのは、ムツゴロウとワラスボの刺し身。
ここでレポーターはやはり、オーッ!!といってしまった。だって、どちらもその姿が強烈なのだ。
それにしても、ムツゴロウが刺し身で食べられるとは意外だった。
愛嬌(あいきょう)のある姿をしているけれど、いただいてみると白身魚のような絶妙な味。