総製作費1,000万円! 希望の音を奏でる復興の象徴「ガラスのギター」を披露
村治さんは「持つだけで大変。
1時間以上持っていたら足がしびれそう」と話し、会場をわかせた。
村治さんは実際に工場へ足を運び、制作現場を見学したという。
作り手もすべて日本人であり、本当の意味での「made in Japan」であることに感動したそうだ。
また、一度かたまると使えなくなってしまうガラスのかたまりを目にして、同社の被害を実感したという。
このかたまりを同社では保管しており、アクセサリーにも加工しているとのこと。
村治さんもそれを身につけていた。
ガラスのギターが完成するまでには、何度も試作を重ねたという。
少しでも形が違うと割ってしまい、「弾ける」楽器を作るために100本は壊しているとのこと。
試行錯誤を重ねながら、ベテランの職人が響きのいい生地を選んだ。
会場では、村治さんがガラスのギターを演奏し、クラシックギターの名曲「禁じられた遊び」と、「楽器が奏でる音色」という意味を持つ「カヴァティーナ」の2曲が披露された。
音の監修を務めた村治さんによれば、最初のモデルは指板と弦の幅が広くて弾きにくかったという。
音の微調整には数カ月を要し、成形よりも時間がかかったそうだ。