栃木県のとちぎ秋まつりは山車が向かい合って競う「ぶっつけ」で盛り上がる
栃木県栃木市で2年に一度の「とちぎ秋まつり」が開催される。
開催日時は11月9日(金)、10日(土)、11日(日)の3日間。
「とちぎ秋まつり」は明治7年に栃木県庁で行われた神武祭典で2台の山車を参加させたのが始まりと言われ、その後山車への関心が高まり、現在では10台以上の山車が参加するにぎやかな祭りとなっている。
山車の特徴は、数々の彫刻が華やかにほどこされ、最上部に人形が配置されている点にある。
さらに車輪から人形の最上部まで高さは約7mにもおよぶ。
最上部の人形は三国志や日本神話、故事・伝承に登場したもの、歴史上の人物、さらには雄獅子・雌獅子など多彩。
9日(金)の「前まつり」のメインは、市内各地域の小学生による山車曳き「こども山車まつり」。
10日(土)、11日(日)の本まつりでは豪華絢爛(けんらん)な山車の巡行が行われる。
祭りのみどころは、「ぶっつけ」だ。
巡行する山車同士が向かい合った際、太鼓と笛、掛け声で競り合い、おはやしの調子がくずれた方が負けとなり道を譲るルールとなっている。
さらに巡行は夜も続けられ、ライトアップされた山車の「ぶっつけ」を見ることができる。