くらし情報『「お金」に興味を持つという事 - セゾン投信・中野社長の半生記 (24) 本格的長期投資を日本の新たなムーブメントに、これからの人生のミッション』

2012年12月19日 11:35

「お金」に興味を持つという事 - セゾン投信・中野社長の半生記 (24) 本格的長期投資を日本の新たなムーブメントに、これからの人生のミッション

投資信託の販売者側が販売手数料を得ることを目的化している限り、こうした投資信託の回転売買のカルチャーは変わらないでしょう。

従ってそれに即した毎月分配、高配当、テーマ型の仕組みファンドばかりが売れ筋となるわけです。

今の状況に鑑みれば、既存業界からは決して真っ当な長期投資ファンドは生まれないでしょう。

だからこそ、既存金融業界のしがらみとは埒外の独立系投信会社が生まれてくる社会的必然性を強く意識しています。

独立系といっても手っ取り早く残高を積み上げることが目的化すれば、やはり既存業界のルールで販売会社のチカラに頼って資金集めをすることになります。

いくら運用の質にこだわろうとしても、それでは結局、証券・銀行の下請け業者の域を脱することは出来ないでしょう。

やはりそのくびきから解放されるためには、独立系投信会社が販売会社を通さず自ら直接販売するモデルしか、本物の長期投資ファンドを育てることは出来ないのです。さわかみ投信がその先導者として大きな成果をあげてきました。


セゾン投信はそれに続く本格的長期投資を日本の新たなムーブメントとするべき大きな役割を担っているのだ、との強烈な自覚を持っています。

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