2012年12月18日 08:11
ずっと独身でいるつもり? (16) どこまで信じる? 「モテ本・婚活本」
という自己分析を促してくるものもあり、かなり有用だなと感じるものもあります。
私は結婚相手に「正社員で、年収五百万以上」とかいう条件を求めているわけではありません。
なので「あなたの求めている『普通の結婚相手』は、もはや希少で『普通』ではありません」という現実を突きつけられても、ビクともしません。
しかし、話が「『結婚対象』として見られるためのセルフブランディング」になると……。
もう、バッタリ倒れそうになります。
まず「ライター」とかいう仕事をしている時点で、かなり「結婚相手」として見てもらうのは難しいです。
実際には地味きわまりない生活をしていても、出版業界の派手で不安定なイメージがつきまとうからです。
ルックスについてのこともそうです。
「ネイルアートは控えめに」などと言われても、「ネイル地味にするぐらいで結婚できるんだったらいくらでもするけどさ、もう36年も生きてきたんだから、爪ぐらい好きにしても良くない!?」と、真っ赤な爪でプカーッとたばこのひとつもふかしてやさぐれたくなります。特に私の世代は、個性重視の教育をされてきた世代です。
個性的であることが正しいと信じ、自分らしい生き方を目指してがんばってきたのに、いまさら「個性を隠して、とっつきやすい『お嫁さんタイプ』になれ」