2012年12月5日 12:13
北海道でタンチョウとほぼ100%出会えるマボロシのスポット
古来より日本や中国などで愛されてきたタンチョウ。
現在は天然記念物、そして絶滅危惧種に指定されており、日本では北海道でしかその姿を見ることはできない。
それほど貴重なタンチョウと、いとも簡単に遭遇できるスポットがある。
雪景色に覆われる季節にはなんと、ほぼ100%というハイアベレージで出会えるその場所は、道東の鶴居(つるい)村だ。
タンチョウは現在、日本では北海道に、海外ではユーラシア大陸に生息している。
渡り鳥であるタンチョウは、繁殖期には広大な低層湿原や海岸、河川や湖沼などに生息し、越冬期になると湿地や耕地、不凍の河川や湖沼で過ごす。
江戸時代あたりまでさかのぼると、北海道だけではなく東京近辺にも生息していたらしい。
大正13年(1924)には約30羽にまで減少してしまったが、近年は約1,000羽まで生息数が回復している。
しかし、絶滅のおそれのある動物をリストアップした環境省の「レッドリスト」にも指定されているし、貴重な鳥であることに変わりない。
日本唯一の生息地、北海道の中でもタンチョウに出会える地域は限られている。
阿寒(あかん)や釧路湿原の周辺だ。
とはいえ、ひと口に「阿寒や釧路湿原周辺」