2012年12月5日 12:13
北海道でタンチョウとほぼ100%出会えるマボロシのスポット
といっても、かなり広範囲である。
しかしご安心を。
ピンポイントで出会える場所があるのだ。
その場所は、釧路国立公園に隣接している鶴居村だ。
この鶴居村にある、その名もズバリ「鶴見台」こそ、タンチョウと出会えるスポットだ。
鶴見台はタンチョウの給餌場(きゅうじじょう)のひとつ。
給餌は11~3月の冬季、朝方と午後2時30分頃の2回行われるが、この時にはほぼ100%に近い確率でタンチョウを見ることができるのだ。
昭和30年代、冬になると付近の小学校の教師と子どもたちが給餌していたことで、タンチョウが集まるようになった。
ところが小学校は昭和49年(1974)に廃校。
その後、近くに住む渡部トメさんが子どもたちの後を引き継ぎ、現在の場所で給餌を続けているという。
鶴見台の周辺は主に農地や山林で、それらの場所に少しでもエサがある時期は、あまりタンチョウの姿を見ることはできない。
しかし周囲が雪景色に覆われる季節ともなると、タンチョウたちはトメさんが与えてくれるエサが貴重な食料となるため、集まってくるのだ。さて、雪の季節はかなり高い確率でタンチョウを見ることができるが、寒いのはやっぱりツライ。