国家公務員の長期病休者、「精神および行動の障害」が64.6%で最多--2011年度
傷病別長期病休者率については、前々回調査の2001年以降、「精神および行動の障害」が1位、「新生物」が2位との順で変わらず。
1位の「精神および行動の障害」の割合は、前々回が0.46%、前回が1.28%と急増していたが、今回は1.26%と前回より0.02ポイント減少し、増加傾向が若干治まった。
2位の「新生物」は、前々回が0.22%、前回が0.20%、今回が0.18%とわずかながら減少が続いている。
年齢階層別(19歳以下除く)に見ると、全ての年代で「精神および行動の障害」が最多となり、特に20歳代では80.2%に上った。
次いで、30歳代の75.4%、40歳代の69.4%、50歳代の47.8%、60歳以上の26.0%となった。
このほかの順位については、20歳代では「妊娠、分娩および産褥」、「損傷、中毒及びその他外因の影響」の順、30歳代では「妊娠、分娩および産褥」、「新生物」の順、40歳代以上では「新生物」、「循環器系の疾患」の順となった。
病休期間別の状況を調べたところ、「1月以上3月未満」が最も多く2,518人(46.9%)。
以下、「3月以上6月未満」が898人(16.7%)