くらし情報『昔から伝わる天気のことわざは正しいの?』

2013年4月5日 11:38

昔から伝わる天気のことわざは正しいの?

もっとも、赤い月が地平線に近い高さに位置している場合には、夕焼けと同じ理由で月が赤く見えることもあるでしょうから、必ず雨が降るとは言い切れません」――「飛行機雲が10分以上消えないと雨が降る」というのもありますよね。

「飛行機雲は、飛行機のエンジンから出た排気ガスの中の水蒸気が冷やされて水滴になり、帯状の雲になったもの。

ですから、空気中の水蒸気が多い場合には水滴が蒸発しにくく、なかなか雲が消えません。

水蒸気は雨雲の原料ですから、空気中の水蒸気が多いときには雨が近いといってよいでしょう。

とはいえ、水蒸気が多いときでも、上空の風が強い場合には飛行機雲が早々に拡散してしまうので、消えるまでの時間は確定的ではありません。

ですから、天気予報を確認するための手段の一つと考えておいた方がよいと思います」――次に、「猫が顔を洗うと雨」ということわざもポピュラーですね。

「これも天気のことわざとしては有名ですね。雨が近付き湿度が上がると、猫の大切なひげに張りがなくなるので、それを整えるために顔を洗うなどと説明されたりします。


しかし、キチンと調査した資料があるわけでもありませんし、現時点で調査がされているという話も聞いたことがありません。

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