名古屋の喫茶店「マウンテン」の店主は、なんで「甘口スパ」を開発したの?
ネット情報やガイドブック片手に、この「甘口スパ」だけを目当てに店を訪れる観光客も今や珍しくない。
「甘口スパの話しきゃぁ?これはもぉ20年くらい前に作ったんだわ。
苦労したわぁ!いろいろ試してよぉ。
デザート感覚で食べられるスパゲティを作りたかったんだわ。
あったかくても冷たくってもおいしくなけりゃいかん。
それが苦労したのよ」。
彼の話は更に続く。
「甘口抹茶スパの抹茶なんて、高級な粉を使っとるでよ。
いためても粉が分離しないよう工夫したったわ。
甘口イチゴスパは冬と春の限定なんだわ。
イチゴが一番熟した時じゃにゃあとウマないんだわ。
でもこの時期のイチゴ使ったら、まぁ抜群にうみゃあでよ」。
驚いた。
なんとあのソースも自家製だったのか!とにかく見た目のインパクトだけでなく、素材など味のこだわりも強いことが判明した瞬間だった。
そう言えば、確かにパスタも生麺だ。
このパスタがモチモチしていて、白玉みたいな感じなのだ。
そうこうしているうちに、デーンと目の前に「甘口抹茶スパ」が登場。
全身グリーンティカラーのパスタに、クリームがどっさり盛られている。
そして山の頂には、粒あんがハーゲンダッツのごとくトッピングされているのだ。