名古屋の喫茶店「マウンテン」の店主は、なんで「甘口スパ」を開発したの?
いつ見ても圧倒的な存在感である。
これデザート感覚というには、ボリュームあり過ぎじゃないのか?「量?麺だけで600グラムはあるわ。
ホントは、ご飯を食べた最後に、みんなで取り分けて食べてもらおうって感じで作ったんだわ。
だけど、ガイドブックとか見て店に来る子とかは、これだけ食べて帰るわなぁ」。
なるほど、ホントは取り分けるものなのか……って、今の状況、コレは筆者ひとりで食べろってことなのか??と思ったのもつかの間、加納氏の食べ方レクチャーが始まった。
「まずはこのクリームとアンコと麺をかき混ぜるんだわ。
このアンコも最上等のもん使っとるでよ!和菓子屋なら金賞もん!」何が金賞なのか一般人には既に理解できない。
しかし言われた通りにぐっちゃぐっちゃとかき混ぜると、パスタの熱でクリームがじわっと溶け始める。
フォークで麺を丸め意を決してひと口モグモグ。
うむ確かに抹茶の味は濃い!麺に絡むのは抹茶ソースというより粉を溶かした抹茶という感じ。
いい意味で確かに粉っぽい。
考えてみたら抹茶とクリームとアンコの組み合わせ自体は、和洋菓子の世界ではポピュラーなもの。
確かに見た目は衝撃的だが、慣れれば食は進む。