悪酔い(二日酔い)対策に効果的な野菜は…もじゃもじゃ緑の細長い●●●
体内に吸収されたアルコールは、代謝の過程で有害物質「アセトアルデヒド」という分解物が生み出し、これが吐き気や頭痛を伴う悪酔いの原因となっている。通常であればALDHという酵素によって無毒化され、スルフォラファンには、このALDHを活性化させる働きがあるという。つまり、悪酔いを水際で防ぐ働きをするのがスルフォラファンというわけだ。
ただ、近年は体に本来備わっている無毒化のメカニズムだけでは追いつかないほどの、過剰飲酒をする人が多くなってきている。2011年の日本人間ドック学会の報告では、「肝機能異常」が、生活習慣病関連項目の異常頻度では最も多い数値(33.3%)となっている。脂肪肝や肝硬変といったさまざまな肝臓トラブルは、ALDHの働きが追いつかないほどのアセトアルデヒドが体内に蓄積され続けた結果、引き起こされる例もある。
それらの肝臓トラブルを未然に防ぐためにも、アセトアルデヒドの代謝を促進する作用を持つスルフォラファンを適切に摂取することで、肝臓をケアする必要があるというわけだ。スルフォラファンの機能性に関する最新研究は米国などで積極的に行われている。
最近では、カゴメとJohns Hopkins医科大学との共同研究が、7月3日付けのAlcohol and Alcoholismの電子版にて発表された。