【エンタメCOBS】吉野家に聞く! 「肉盛り」に隠されたストイックな歴史とは?
昔の人は、家にどんぶりと調理道具を持ち帰って手首の返し方などを練習したそうです。シャドーボクシングならぬ『シャドー肉盛り』ですね」
――思った以上にストイックな世界ですね。
「手際良く、美しく盛るというのは基本なのです。今はマニュアルもあり、店長がいないときはアルバイトでも『肉盛り』を行うようになりましたが、それもやはり意識の高い者が担当することが多いようです。必然的にそのまま社員になっていく方も多いんですよ」
――肉を盛りながら、社員として自分の人生も盛り上げていくといった感じでしょうか。ありがとうございました。
というわけで、吉野家においてはやはり「できる人」「やる気のある人」が「肉盛り」という大切なポジションに就くことができるようだ。これからはちょっと「肉盛り」の人の手つきや振る舞いに目がいってしまいそうである。
(根岸達朗/プレスラボ)
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