【突撃!COBS】光化学スモッグって最近聞かないけどどうなったの?
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※光化学スモッグは自動車や工場などから排出される大気中の窒素酸化物や炭化水素が太陽光線によって光化学反応を起こすことで発生する。ここでの分類「学校情報」は汚染物質(光化学オキシダント)の濃度が100ppb以上の状態になり、それが継続すると認められたときに発令される。
――ははあ、やっぱりあるにはあるんですね。僕は昭和から平成にかけて小学生だったんですが、そのころはもっとありましたよね?
「確かにそのころは注意報の数も今よりは多いですね。年間50~100程度の注意報が発令されていたこともありました。ただ、最も光化学スモッグがひどかった昭和30~40年代の四大工業地帯などでは、地域によっては空がいつも白く曇っていましたし、それでもまだ根岸さんのころは良い状況になっていたのではないでしょうか。その後は、ディーゼル車排出ガス規制や大工場の移転などもあり、さらに発生が減っていきました。今でも光化学スモッグが発生している理由としては、中国の経済発展に伴う影響も大きいでしょうね。
もちろんそのほか、さまざまな要因が考えられるのですが」
――6ありがとうございました。
静かな午後の夏の一日。