【エンタメCOBS】気になる職業『探偵』の実態に迫る
漫画や小説の世界において、世界一、殺人事件の現場に居合わせる存在として思い浮かぶのは「探偵」だろう。密室、山荘、お屋敷……彼らの行く先々では、どういうわけだか毎度必ず事件が起こる。
そんなに毎日のように身近で殺人事件が起こるのは御免被りたいが、鮮やかな推理で真犯人を導き出す「探偵」という職業は魅力的。そんな探偵諸君を育成する「探偵学校」も存在するらしい。実際には、探偵が殺人事件を担当することはないと分かっていても、あこがれの探偵職をのぞき見してみたい!探偵学校も運営する探偵歴38年のベテラン探偵、オハラ調査事務所の所長・小原誠探偵に突撃取材を試みた。
――探偵になるための学校というのがあるそうですが、どんな勉強をするのですか?
小原誠探偵(以下、小原)「探偵の総論や心構えのほか、法律の勉強、尾行の仕方や、機材の使い方などが載っているテキストを使った座学のあとに、尾行などの実践的な演習を行います」
テキストを実際に見せていただいた。尾行の仕方が図解になっていて、なかなか面白い。駅の改札・バス停・大通りなど、シチュエーションごとに相手に気付かれないような位置での尾行方法が事細かに説明されている。