【突撃!COBS】品川駅にリヤカーを引いた物売りが出没! 何を売ってるの?
せっかくなのでいろいろお話を伺ってみました。
――なぜ、リヤカーでビジネス書を売ろうと思ったんですか?
「出版不況と言われる昨今、街の本屋さんは本が売れないと嘆いているという話をよく聞いていたのですが、その割には特にこれと言った営業努力をされているようには見えなかったので、もしかするとこれは逆にチャンスかも?と考え、こちらからお客様の方に歩み寄れるリヤカーでの販売にしました」
――なるほど。最近は電子書籍も出てきましたし、本屋さんも大変そうですもんね。あえて紙の書籍、移動販売と、アナログな部分にこだわる理由があるんですか?
「当店ではiPadも置いてお客様に電子書籍を体感してもらっているので、決してアナログにこだわっているわけではないんですよ。自分としては、紙の書籍も電子書籍もそれぞれ良いところがあると考えており、決してどちらかが売れなくなってしまうということはないと思っています。ただ一番こわいのは世の中が本そのものを読まなくなってしまうことだと思いまして、もっと本を読む機会をもってもらおうと考えて始めたのが『リヤカーブックス』なんです」
――おー、それはいいことですね。しかし野外での営業は苦労も多いんじゃないですか?
「そうですね。