【コブスくんのモテ男道!】構造設計一級建築士に聞く「免震構造」、「耐震構造」の違いって?
という「新耐震基準」が施行されました。よって、同年同月以降に設計されたかどうかが一つの判断材料です。
また、阪神・淡路大震災の地震被害を受けて1995年12月に「耐震改修促進法」が制定されました。この法律は1981年6月以前に設計が完了した建物に対して、耐震診断、耐震補強計画を促進するために作られました。現在全国の公共施設などではこの法律に基づいて耐震診断、耐震補強計画を進めています。
次に、2000年6月に建築基準法が改正され、さらに、2007年に起こった「耐震強度偽装事件(いわゆる姉葉事件)」を受けて、2008年末には「新建築士法」が施行されました。
新しい国家資格である「構造設計一級建築士制度」が創設され、「一定規模以上の建築物の構造設計について、構造設計一級建築士が自ら設計を行うか、構造設計一級建築士に構造関係規定への適合性の確認を受けることが義務付けられる」ことになりました。つまり、2009年以降に設計されたマンションはひとまずは安心だといえます。
阪神大震災の例でわかることは、震度6強、震度7クラスの地震が起きたときに命を守ることです。このような非常に強い地震に対して命を守るためには、建物の崩壊(柱がつぶれて生存空間が失われる)