【エンタメCOBS】自分の名前を大人流「楷書(かいしょ)」できれいに書くコツ
楷書の字が一番美しく見えるのは、文字同士が整然と並んでいる、それから、一文字ずつにきちんとした様子、「きちんと感」がある、この2つがそろっているときです。
文字同士を整然と並べるコツは、行間や文字間を均等に空けることで可能で、この点については、上手に書かれている人が多いです。
むしろ一文字ずつの「きちんと感」が不足しているため、子供っぽくなりがちです。では、どうすれば、大人流のきちんとした楷書が書けるようになるのでしょうか?
時代劇にたとえてみましょう。お殿様に面会する場面を思い浮かべてみてください。
そのときの立ち居振る舞いはどのようなものでしょう。座敷で歩くとき、座るとき、おじぎをするときなど、常に背筋をしゃんと伸ばし、指の先まで神経をゆきわたらせ、ひとつひとつの所作はキビキビとしています。決してフニャフニャしてだらしない所作をすることはありません。
これを楷書の書き方に当てはめてみましょう。
背筋をしゃんと、にあたるのが、長い縦の線がゆがまずビシッと引けていること。
指の先まで神経をゆきわたらせ、にあたるのが、それぞれの点画において「トメ・ハネ・ハライ」がきちんと実行されていること。