【エンタメCOBS】マンガ好きには夢の仕事!? 「マンガ翻訳」のレッスンを体験
はとる、登場人物の関係性上どうしても必要なら「○○-sama」
として最後に注釈を入れるなど、できる限り自然でリアルなセリフになるよう一つ一つ判断を下し、適切な英語に翻訳します。
さらに、『黒執事』のような、19世紀のイギリスを舞台にした歴史物の場合、地名や歴史的な出来事を一つ一つ調べて確認しながら翻訳する必要があったり、神社でのお参りなど日本特有の文化・風習がマンガに登場する場合、翻訳家が英語で注釈を入れたりすることもあるそうです。
マンガ好きにとっては夢のような仕事ですが、実際の作業内容を目の当たりにすると、細かい注意点がたくさんあってなかなか大変そう。英語力だけでなく、日本文化とアメリカ文化、両方に対する知識が必要とされる仕事です。
■マンガ翻訳家の条件は「マンガが好きなこと」
講座終了後、先生に、いくつか気になることを質問してみました。
――アメリカにも、マンガ・アニメオタクの人たちが大勢いると聞きますが、日本のオタクとアメリカのオタクには何か違いが見られますか?
「日本でマンガオタクと言うとちょっと恥ずかしいイメージがありますが、アメリカのオタクはもう少し明るくポジティブな気がします。