【コブスくんのモテ男道!】金剛石、豆腐殻、流行廃止……難読あて字、読めますか?
(松井さん)
それでは、早速あて字の問題を出していただきました。
■外国の地名、外来語編
「亜米利加」、「巴里」、「馬耳塞」、「金剛石」、「燐寸」
「明治時代の本には、外国の国名や都市名が多く書かれています。『亜米利加(アメリカ)』、『巴里(パリ)』、『馬耳塞(マルセイユ)』です。これらは落語『世界一周』に出てきます。ほかに有名なところでは『紐育(ニューヨーク)』、『桑港(サンフランシスコ)』など。『華盛頓(ワシントン)』は少し難しいですね。
同様に、現代ではカタカナで書く言葉も明治の落語速記では漢字で表しています。『金剛石(ダイヤモンド)』、『燐寸(マッチ)』など。
『瓦斯(ガス)爆発事故』や、『護謨(ゴム)長靴』は、最近ではほとんど使われないあて字です」(松井さん)
■食べ物編
「梨」、「玉蜀黍」、「松魚」、「豆腐殻」、「副食物」
「『梨』は素直に読めば『なし』ですが、ここでは『ありのみ』と読みます。『なし』は『無し』を連想させるので、『有りの実』と読むわけです。
『玉蜀黍(とうもろこし)』は、漢名の『蜀黍(しょくしゅ)』に、なぜか玉がついて『とう』となまったようです。『松魚(カツオ)