が通った後に残していった塵だったり、隕石のカケラだったりといったものが宇宙空間には多く漂っています。
これらがすべて、流れ星のもとになっている塵というわけです。
■ 流星群とは?
一般的に、流れ星は空のあちこちで現れ、さまざまな方向に流れていきます。しかし、年に数回、多くの流れ星が一度に出現する現象を見ることができます。さらに、その多くの流れ星たちが、ある一点から放射状に降り注いでいる場合、それらの流れ星をまとめて「流星群」と呼んでいます。
流星群の代表としては、毎年8月のお盆ごろに見られる「ペルセウス座流星群」や2001年に大出現して話題となった「しし座流星群」などが有名ですので、どこかで耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか。
これら流星群の中でも、毎年決まった時期に出現するものを「定常群」、数年~数十年おきに活発に出現するものを「周期群」、突然活動するものを「突発群」と呼び、「ペルセウス座流星群」は定常群、「しし座流星群」は周期群にあたります。そのほか、突発群の代表としては、1956年12月に突如出現し、南極へ行く途中の第1次南極越冬隊によっても観測された「ほうおう座流星群」