などが知られています。
■ 流星群の名付け方
ところで、なぜ流星群にはそれぞれ「ペルセウス座」や「しし座」のように、星座の名前が付けられているのでしょうか。
それは、その流星群が出現する場所と大きな関係があります。
先ほど、流れ星がある一点から放射状に降り注いでいる場合、それらの流星をまとめて「流星群」と呼びます、とお話しましたが、この中心となる一点のことを「放射点」または「輻射点」と言い、この点がどこの星座に属しているかによって、付けられる名前が決まります。
つまり、この点がペルセウス座の付近にある場合には「ペルセウス座流星群」、しし座の付近にある場合には「しし座流星群」となるわけです。
ちなみに、しし座流星群の放射点は、ちょうど獅子の顔の付近にあたります。
■ 日本で見られる流星群たち
現在、観測できる流星群には、主なものでおよそ20個程度あります。
その中でも、1月上旬に見られる「しぶんぎ座流星群」、8月中旬に見られる「ペルセウス座流星群」、12月中旬に見られる「ふたご座流星群」は、毎年ほぼ安定して出現数も多いことから、三大流星群と呼ばれています。
ちなみに、「しぶんぎ座」