ついでに天体そのものの大きさも1億分の1スケールで考えてみると、地球は直径12.8cm、月は3.5cm、太陽は13.9mとなります。
つまり、地球・太陽・月の位置関係としては、12.8cmのグレープフルーツほどの球体(=地球)から、3.8m離れたところに3.5cmのピンポン玉ほどの球体(=月)があり、1.5kmも離れたところに14mの巨大な球体(=太陽)があるという感じです。
月に比べて太陽がいかに遠いところにあるかということが分かりますね。
■ 「天文単位」で測ってみる
ちょっとスケールの大きな話になってきましたので、ここで新たな単位を登場させましょう。
それが「天文単位(AU)」です。
1天文単位は地球と太陽の間の平均距離を表しており、1天文単位=約1億5,000万kmとなります。
これを使うと、太陽系でもっとも遠い惑星である海王星までの距離はおよそ45億kmですから、30天文単位ほどです。では、地球からもっとも近い恒星までの距離はどれほどでしょう。
もっとも近い恒星は、「プロキシマ・ケンタウリ」と呼ばれる天体ですが、そこまでの距離は270,000天文単位となります。