仮に銀河系の大きさが直径10cmのどら焼きだとした場合、光が1年間で進める距離はわずかに0.001mm。
逆に観測可能な宇宙の半径は47kmにもなります。これは大阪~京都間の距離に匹敵します。
もう想像もできないスケールになってしまいましたね。
余談ですが、0.1mmの厚さを持つ紙を100回折ることができると仮定すると、計算上では0.1×2の100乗mmで、その厚みは何と134億光年となります。
…あくまで計算上の話ですけどね。
■ まとめ
今回は数字を使って宇宙の大きさを見てみました。
このように、あまりに広大な宇宙の大きさを扱う時には、日常生活ではお目にかかることの無い独自の単位を使っていることがお分かりになったでしょうか。
あらためて見ても、やはり宇宙の大きさは想像を超えていますね。
(文/寺澤光芳)
■著者プロフィール
小さい頃から自然科学に関心があり、それが高じて科学館の展示の解説員を務めた経験も持つ。現在は、天文に関するアプリケーションの作成や、科学系を中心としたコラムを執筆している。
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