【エンタメCOBS】ラップとティッシュの意外な共通点
先ほど、「サランラップ」は登録商標だとご説明しましたが、この「サラン」というのは、ダウケミカル社の開発者の妻2人の名前である「サラ」と「アン」が由来となっています。
2人がピクニックに出かけたとき、たまたまレタスをラップで包んで持っていったところ、レタスの鮮度が保たれたというエピソードがきっかけとなり、食品を包む目的で使われるようになりました。
次に、「ティッシュペーパー」ですが、こちらの誕生はさらに歴史が深く、第一次世界大戦中。
戦争により不足していた脱脂綿の代わりとして開発されたもので、当時は「セルコットン」と呼ばれていました。
その後、吸収力の良さが評価され、兵士のガスマスク用フィルターとしても利用されるようになります。
戦後になると、それらが大量に在庫として残ってしまったため、アメリカのキンバリー・クラーク社がメイク落とし用に「クリネックスティッシュ」として発売したのが、現在のティッシュペーパーの始まりとなっています。
■ まとめ
今回は、「食品包装用ラップフィルム」と「ティッシュペーパー」についての豆知識と、それぞれの起源をご紹介してきました。
私たちが日ごろ生活していくうえで無くてはならないこれらの日用品が、もともとは軍事利用を目的として開発されたものだったなんて実に意外ですね。