くらし情報『【エンタメCOBS】もしも科学シリーズ(6)もしも可視領域が広がったら』

2012年9月2日 15:20

【エンタメCOBS】もしも科学シリーズ(6)もしも可視領域が広がったら

遠赤外線が見えるようになったら、どんなメリットがあるか?身近なところではタバコの消し忘れや過熱した天ぷら油など、火事を未然に防ぐには大いに役立つだろう。体温計を使わなくても一目で健康チェックできる。暗い夜道でもクルマにはねられる心配もなく、平穏な世の中になりそうだ。

夜間はどうなるだろうか?明かりのない場所でも見えるのは防犯に役立ちそうだが、これは犯罪者にとっても好条件となるのだから、引き分けだ。今まで通り門灯をつけ、戸締まりをしっかりしてから眠ることにしよう。

■紫外線を見るだけで日焼けする?

青よりも波長の短い紫外線には近/遠/真空/極端紫外線がある。そのうち人間の生活に直結した近紫外線は、性質の違いから3つに分かれる。
・UVA(315~380nm)…地表に届く紫外線の約95%
・UVB(280~315nm)…地表に届く紫外線の約5%
・UVC(200~280nm)…強い殺菌作用。
地上にはほとんど届かない

紫外線はビタミンDの合成などに役立つと同時に、過度の日焼けは悪影響を及ぼす。UVBは表皮に、UVAは深い真皮まで到達し細胞にダメージを与える。そのため表皮でメラニン色素を生成し紫外線を防御するのだが、増加したメラニン色素はやがて沈着し、肌の色が濃くなる。

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