【転職コブス君】「ジョブホッパー」は人材としての価値が低いのか?
■若い世代は腰が落ち着かない?
──最近の20~30代の人たちは、「なりたい自分」が過大なのか、腰の落ち着かない人が多いと聞きます。
「常に『給料が安過ぎる』とか『会社のやり方が合わない』といった理由で転職を繰り返す人は、実は目標も何も持っていないことが多いので、結局どの会社も長続きしません。
また、目標を持っていても、それに直結する仕事でないとわかるとすぐに辞めてしまうような、最短距離にこだわりすぎる人も少なくないですね。
ただ、若い人であっても、それなりのキャリアプランを描けている人は、多少の困難にあっても、多少の疑問を抱いても、きちんと乗り越えています。そして、ふと、これ以上、今の会社にいても目標に近づけないんじゃないかと思ったとき、初めて転職を意識する。転職を考えつつ、その目標は間違っていないか、軌道修正する必要性はないかと自問自答を繰り返す。そうやって『納得できる転職』につなげていますよ」
──若い人も捨てたものではない、と。
「ええ。
もう『一社にしがみついていれば一生安泰』という時代ではありませんからね。逆に若い人たちの方が自分の目標をしっかり持っているし、建設的で前向きな考えを持っている人が多いのではないでしょうか。