くらし情報『【転職コブス君】「ジョブホッパー」は人材としての価値が低いのか?』

【転職コブス君】「ジョブホッパー」は人材としての価値が低いのか?

例えば、最近では英会話アプリがとても人気のようですし、資格取得のためのスクールなども繁盛している。若い世代の人たちの方が能力やスキルを高めようという意識が強いと思います」

■人生にムダな経験はない

──では、転職の回数はそんなに気にしなくて良いでしょうか。

「転職のみならず、人生にはさまざまな転機が訪れます。その転機において、どれだけ真剣に自分の本音や目標と向かい合ったかが大事なのです。

また、転職を繰り返したからといって、人材としての価値が低くなったわけではありません。転職という決断と経験をしたことにより、その数だけあなたは成長してきたはずですから。

人生にムダな経験はありません。

いろんなターニングポイントを経験しながら、自分が思い描く将来の自分像に一歩一歩近づいてください」

転職回数よりも、「その転機に何を得たか?」をきちんと語れるかが重要なのですね。
将来を前向きに考えつつ、過去のことも前向きにとらえられる力こそ、転職にも人生全体にも必要といえるでしょう。

田中和彦。一橋大学社会学部卒業後、リクルート入社。転職情報誌「週刊ビーイング」「就職ジャーナル」など4誌の編集長を歴任。

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