くらし情報『【雑学キング!】アナタの知らない効果的なお薬~二日酔いは漢方で防ぐ・治す』

2012年9月7日 11:30

【雑学キング!】アナタの知らない効果的なお薬~二日酔いは漢方で防ぐ・治す

』です」(岡田先生)

この処方を選ぶ際のポイントとしては「のどの渇き」「水をガブガブ飲む」「飲んでもすぐ吐き出してしまうことが多い」「嘔吐(おうと)、下痢、むくみなどの症状がある」「おなかからちゃぷちゃぷと音がする」「尿の量が少ない(水を飲んでいるにもかかわらず)」などが挙げられます。

「こうした症状が出るのは、飲み過ぎによって胃腸の機能が低下し、本来、体内の水分が代謝される通り道ではないところに余分な水分がたまっているからです。

そこで五苓散に含まれる生薬の『沢瀉』『猪苓』『茯苓』『白朮』が水分代謝を促進することで、体内の余分な水分を排出させ、不調を改善してくれます」(岡田先生)

■熱感が強いときは冷やす「黄連解毒湯」

「顔が赤く、全身の熱感が強い。さらに便秘傾向がある場合は『黄連解毒湯(おうれんげどくとう)』が適していると思われます」(岡田先生)

この処方では「目の充血」「口の中が苦い」「のぼせる」「非常にのどが渇く」といった、要するに「全身的な熱症状」があることが、選択の決め手となるそうです。「黄連解毒湯は、配合されている4つの生薬すべてが冷やす作用を持っています。二日酔いのほか、全身あらゆる部位の、熱によって生じる症状全般に対して広く用いられる処方です」

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