2012年10月24日 15:50
【コブスくんのモテ男道!】歯科医に聞く。むし歯の「C-4」ってなに?
小学生のとき、学校の歯の健診で、「C-1、C-2……」などと、むし歯をカウントされた記憶があります。あの「C-1」などの呼び方は一体何を表すのでしょうか。
歯学博士で歯科・口腔衛生外科の江上歯科(大阪市北区)院長・江上一郎先生にお話を伺いました。
■C-2で歯が痛みだす
むし歯の進行度を示す言葉について、江上先生は次のように分かりやすく説明します。
「C-1、C-2、というのは、歯科医が表現する、むし歯の進行度のことです。『C』とは『Caries(カリエス)』の略で、英語でむし歯を表します。また、歯科医学的には、むし歯は「う蝕(しょく)」と言います。学校の健診は、平成16年に『C』だけでチェックするようになりましたが、歯科治療ではもちろん、現在もこの表現が使われています。
歯は、表面がエナメル質で覆われていますが、そのなかには象牙(ぞうげ)質、その奥に歯髄(しずい。神経)、根っこには歯根(しこん)があります。むし歯になると、その表面から順にう蝕が進んでいくことになります。当然、進行するにつれて痛みが出てきます」
「C0→C1(エナメル質)→C2(象牙質)→C3(歯髄)→C4(歯根)