【雑学キング!】「ツバメが低く飛ぶと雨」は本当か? 天気のことわざを調べてみた
そういえば、毎朝6時にお寺から聞こえてくる鐘の音も、日によってビミョーに違うような……!?
■茶わんのご飯粒がきれいにとれると雨
――ご飯粒のとれ方も、天気にかかわるのですか?
「これまでのことわざもそうでしたが、湿度の高低は翌日の天気を左右します。
空気が乾燥していると、ご飯の表面がすぐ乾いてしまって、お茶わんにくっついてしまう。逆に湿度が高いと、ご飯粒が湿ったままなので茶わんにくっつかず、スムーズに取れるということだと思います。
雨が降る前は湿度が上がりますから、最後の一粒もキレイに取れるということでしょうね」
ということは、秋から冬にかけては、ご飯を最後まで食べるのに少し苦労するかもしれませんね。
■ヒツジ雲が出ると雨
――ヒツジ雲を見ると、「秋だなぁ」なんてしみじみ思うのですが、これも雨の前兆なのですか?
「まるでヒツジの群れのように見えることから、ヒツジ雲と呼ばれています。これは、高積雲といわれ、高度2~7km程度という空の中間の位置にできる雲です。
なぜこのような模様を描くかというと、上空で空気の入れ替え(対流)が始まっており、低気圧や前線が近づいているから。