【雑学キング!】「ツバメが低く飛ぶと雨」は本当か? 天気のことわざを調べてみた
おみそ汁って、冷め始めると、みそがまだら模様を描くでしょ?あれは、上澄みが冷め始めたために、おみそ汁の中で対流が起こるからです。それと同じなんですよ」
おみそ汁のモヤモヤとヒツジ雲が同じ原理とは!気象が少し身近に感じられますね。
■夕焼けは晴れ、朝焼けは雨
――夕焼けを見ると、「明日は晴れるな」と思いますが、それは正しい考えですか?
「単純な解釈をすれば、天気は偏西風の影響で西から東へ移動しますから、西が晴れていれば翌朝はこちらも晴れるだろうということですね。
逆に朝焼けは、東の空が晴れている(高気圧がある)ということなので、西からは次の低気圧が近づいているサインなのです」
同じ赤い空でも、朝と夕方とでは、理屈が異なるのですね!知りませんでした……。
雨を予想することわざばかりでしたので、最後は晴天を予想することわざをお願いします。
■炭火がよく燃えるのは晴れ
「ご存じの通り、炭は目に見えない穴がたくさんあり、湿気やにおいを吸着する作用があります。よって、湿気を多く含んでいれば着火しづらく、逆にあまり含んでいなければよく燃えるというわけ。
昔は炭火で調理をしていましたから、炭火の燃え方をよく観察していたのでしょうね。