なお、爆発後、星の内部は中心に向かって圧縮され、やがて巨大なブラックホールとなるでしょう。
■ 巨大な星はまだまだある…
おおいぬ座VY星が、現在までに確認できている星の中では最大のものとして紹介しました。
とはいえ、地球からは遠く離れたところにあり、肉眼では観測できないほど暗い星のため、あまり目立ちません。
ですが、広い宇宙には、これほどとまではいかなくても、まだまだ巨大な星たちが数多く存在します。
太陽の直径の1,600~1,900倍の大きさを持つ「ケフェウス座VV星」や、同じく1,400倍程度の「ガーネットスター」などもありますが、巨大な星の中でも身近なものとしては、オリオン座の1等星「ベテルギウス」や、さそり座の1等星「アンタレス」などが挙げられます。
これらは、地球からもはっきり見えるほど明るい星ですので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
オリオン座のベテルギウスで太陽の1,000倍、さそり座のアンタレスでも太陽の700倍程度もあるとされ、いずれもおおいぬ座VY星と同じ、赤色超巨星に属します。
■ まとめ
今回は、想像を絶するような巨大な星たちをいくつかご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。